株主優待に興味を持った初心者がつまずきやすいのが、「いつまでに株を買えば優待がもらえるのか」という点です。

優待を実施している会社の株を買えば、すぐに優待が届くわけではありません。

株主優待を受けるには、企業が決めた基準日に株主として記録されている必要があります。この基準に関係するのが、権利確定日、権利付最終日、権利落ち日です。

この記事では、株主優待をもらうために知っておきたい日付の基本を、初心者向けに解説します。

権利確定日とは何か

権利確定日とは、配当金や株主優待を受け取る権利が確定する基準日のことです。

企業は、ある時点で株主名簿に記載されている株主に対して、配当金や株主優待を出すかどうかを判断します。

たとえば、3月末を権利確定日としている会社であれば、その時点で株主として記録されている人が、優待や配当の対象になります。

ただし、権利確定日に株を買えば間に合うわけではありません。

株式の売買では、買った日と実際に株主として記録される日にはズレがあります。そのため、権利確定日より前に株を買っておく必要があります。

権利付最終日とは何か

権利付最終日とは、株主優待や配当を受け取るために、その株を買っておく必要がある最終取引日のことです。

一般的に、権利確定日の2営業日前が権利付最終日になります。

たとえば、権利確定日が月末の30日で、その前に土日祝日がない場合、権利付最終日は2営業日前になります。

この権利付最終日までに株を買い、その日の取引終了時点で保有していれば、優待や配当の権利を得られる可能性があります。

初心者が注意したいのは、カレンダーの日数ではなく「営業日」で数えることです。

土日祝日を挟むと、権利付最終日は思ったより早くなることがあります。

権利落ち日とは何か

権利落ち日とは、権利付最終日の翌営業日のことです。

権利落ち日に株を買っても、その回の株主優待や配当の権利は得られません。

反対に、権利付最終日までに株を保有していた人は、権利落ち日以降に売却しても、その回の権利は残るのが一般的です。

ただし、権利落ち日には、理論上は配当や優待の分だけ株価が下がりやすいとされています。実際の株価は、企業の人気や市場環境によって変わりますが、「優待だけもらってすぐ売れば必ず得」という単純な話ではありません。