郵便受けに、「必ず儲かる」「元本保証」「上場前の株を特別に案内」といった投資案内が入っていたら、すぐに申し込むのは危険です。

最近は、株式投資や新NISAへの関心が高まっていることもあり、「投資でお金を増やしたい」「将来の生活費を少しでも楽にしたい」と考える人も増えています。

その気持ち自体は自然なものです。物価が上がり、食費や外食費、日用品の出費が気になるなかで、家計を守る方法を探す人は少なくありません。

しかし、その不安につけ込むように、知らない会社から投資案内が届くことがあります。特に注意したいのが、未公開株、社債、ファンド、高利回り商品などをうたう案内です。

投資に興味を持つことと、怪しい投資話に乗ることはまったく別です。この記事では、危ない投資案内を見分けるポイントと、正規の株式投資の入口として知っておきたい「株主優待」について、初心者向けに解説します。

郵便受けに入っていたら注意したい投資案内

郵便受けに入っているチラシや封書のなかには、一見するときちんとした金融商品の案内に見えるものもあります。

たとえば、次のような言葉が書かれていたら注意が必要です。

  • 必ず儲かる
  • 元本保証
  • 上場予定の株を特別に案内
  • あなただけに紹介
  • あとで高く買い取る
  • 今だけ高利回り
  • 現金を郵送してほしい

このような言葉は、投資初心者にとって魅力的に見えるかもしれません。ですが、金融庁は「上場確実」「必ず儲かる」「元本保証」「あとで高く買い取る」といった勧誘には注意するよう呼びかけています。

特に、知らない業者から未公開株や社債の購入を勧められた場合は、すぐにお金を出さないことが大切です。未公開株とは、証券取引所に上場していない株式のことです。一般の人が簡単に売買できるものではなく、「上場すれば大きく値上がりする」といった言葉で勧誘されるケースがあります。

日本証券業協会も、未公開株詐欺について、「必ずもうかる」「必ず上場する」「あなただけ特別に紹介する」といった言葉が使われることがあると説明しています。

つまり、郵便受けに入っていた投資案内であっても、内容によってはかなり慎重に見る必要があります。

危ないのは“投資”ではなく“知らない相手からの儲け話”

ここで誤解したくないのは、「投資そのものがすべて危険」という意味ではないことです。

危ないのは、よく知らない会社や人物から突然届く「特別な儲け話」です。

本来、株式投資をする場合は、証券会社に口座を開き、自分で企業情報や株価、配当、業績などを確認しながら、上場している株式を売買します。

一方で、詐欺的な投資勧誘では、次のような流れになりがちです。

  • 知らない会社から突然案内が届く
  • 「特別」「今だけ」「あなただけ」と急がされる
  • 元本保証や高利回りを強調される
  • 詳しいリスク説明がない
  • 現金の送付や振込を求められる

このような案内を受け取ったときは、「投資のチャンスかもしれない」と考える前に、「なぜ自分にだけ届いたのか」「相手は正規の金融機関なのか」「本当に登録業者なのか」を確認する必要があります。

投資にリスクはあります。しかし、リスクがあることと、詐欺的な勧誘に乗ることは別です。

大切なのは、知らない相手から届いた儲け話ではなく、正規の証券口座を通じて、自分で調べながら投資を考えることです。