株主優待を受けるには証券口座が必要
株主優待を受けるには、基本的に証券口座を通じて対象企業の株式を購入する必要があります。
銀行の普通預金口座だけでは、上場株式を買うことはできません。株を買うには、証券会社で口座を開設し、そこから取引する流れになります。
証券会社を選ぶときは、次のような点を比較するとよいでしょう。
- 国内株式の取扱いがあるか
- 取引手数料はわかりやすいか
- スマートフォンで使いやすいか
- 銘柄検索や優待検索がしやすいか
- NISA口座に対応しているか
- 初心者向けの情報が充実しているか
最近は、スマートフォンだけで口座開設の手続きができる証券会社も増えています。郵送書類が必要な場合もありますが、以前よりも投資を始めるまでの手間は少なくなっています。
ただし、口座を開いたからといって、すぐに株を買う必要はありません。まずは証券会社の画面で、気になる企業の株価、配当、優待内容、業績を見てみるだけでも勉強になります。
新NISAは“補助線”として考える
株式投資を調べていると、新NISAという言葉を目にすることも多いはずです。
新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠があります。成長投資枠では、上場株式なども対象になります。そのため、株主優待のある個別株を検討する人のなかには、新NISA口座を使うかどうかを考える人もいます。
ただし、今回の主役はあくまで「株主優待を暮らしにどう役立てるか」です。
新NISAは便利な制度ですが、制度そのものを理解しないまま、優待だけを目的に株を買うのは危険です。非課税のメリットがあっても、株価が下がるリスクがなくなるわけではありません。
そのため、初心者は次の順番で考えるとわかりやすいです。
- 怪しい投資案内には乗らない
- 正規の証券口座で投資することを理解する
- 自分の生活に合う株主優待を調べる
- 株価・配当・業績・優待内容を確認する
- 必要に応じて新NISAの活用も検討する
新NISAは、株主優待投資の主役ではなく、あくまで投資を考えるうえでの補助線です。
郵便受けの投資案内より、まずは自分で調べることが大切
郵便受けに届いた投資案内を見て、「自分もそろそろ投資を考えたほうがいいのかな」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、その案内が「必ず儲かる」「元本保証」「上場前の株を特別に案内」といった内容なら、すぐに申し込むのは避けたほうがよいです。
投資を始めるなら、知らない相手から届いた儲け話ではなく、自分で調べられる正規の株式投資から考えることが大切です。
その入口として、株主優待は比較的イメージしやすいテーマです。外食、買い物、日用品、レジャーなど、自分の暮らしと結びつけて考えられるからです。
ただし、株主優待は「もらえるからお得」と単純に考えるものではありません。株価変動、優待変更、配当、業績、最低投資金額などを確認しながら、自分に合うかを判断する必要があります。
怪しい投資案内に惑わされず、正しい情報をもとに、暮らしに役立つ株式投資を少しずつ学んでいきましょう。
出典:金融庁「詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!」/日本証券業協会「未公開株詐欺」/金融庁「NISAを利用する皆さまへ」/日本取引所グループ「権利落」





