昔の保険が老後家計に合わなくなる理由

保険は、加入した時点の家族構成や収入、住宅ローン、子どもの教育費などを前提に設計されていることが多いです。30代や40代で加入した生命保険が、60代以降の暮らしにそのまま合うとは限りません。

死亡保障が大きすぎることがある

子どもが小さい時期は、万一のときに家族の生活費や教育費を支えるため、大きな死亡保障が必要になることがあります。しかし、子どもが独立し、住宅ローンの返済が進み、配偶者自身の年金や貯蓄も見えてくると、必要な死亡保障額は変わります。

もちろん、葬儀費用や配偶者の生活費に備える保障は大切です。ただし、現役時代と同じ規模の死亡保障を残す必要があるかは、改めて確認したいところです。

医療保障が古い内容のままになっている

医療保険も、昔の契約内容のままだと現在の医療事情に合わないことがあります。入院日数は短くなり、通院治療や日帰り手術、先進医療、がん治療への備えなど、確認すべきポイントが変わっている場合があります。

一方で、保障を新しくすればよいとは限りません。年齢が上がるほど新たに加入する保険料は高くなりやすく、健康状態によっては加入できないこともあります。だからこそ、いきなり解約するのではなく、現在の保障を確認することが先です。