優待金額だけで選ぶと失敗しやすい

飲食系の優待を選ぶとき、年間でもらえる金額に目が行きがちです。

しかし、優待金額だけで選ぶのは注意が必要です。

株主優待を受けるには、基本的にその企業の株式を購入する必要があります。株価は日々変動するため、優待額以上に株価が下がることもあります。

たとえば、年間3,000円分の食事券をもらえても、株価が1万円下がれば、全体では損をしている状態になります。

飲食系の株主優待を考えるときは、優待金額だけでなく、次の点も確認しましょう。

  • 最低投資金額はいくらか
  • 配当金はあるか
  • 業績は安定しているか
  • 店舗数は増えているか減っているか
  • 値上げや原材料費の影響を受けすぎていないか
  • 過去に優待内容の変更がないか

飲食店は、原材料費、人件費、家賃、光熱費などの影響を受けやすい業種です。人気のあるお店でも、企業としての利益が安定しているとは限りません。

お店が好きという気持ちは大切ですが、投資先として見たときに無理がないかも確認する必要があります。

「よく行く店」と「投資したい会社」は分けて考える

普段よく使う飲食店の株主優待を見つけると、「この会社の株を買えばよさそう」と感じるかもしれません。

ただし、利用者として好きな店と、投資先として長く持ちたい会社は、必ずしも同じではありません。

飲食店としては便利でも、会社の業績が不安定だったり、株価が割高だったりする場合があります。また、優待を目的に個人株主が集まりやすい銘柄では、優待変更が発表されたときに株価が大きく動くこともあります。

そのため、飲食系の優待株を見るときは、次のように分けて考えるとよいでしょう。

  • お客として使いたい店か
  • 株主として保有したい会社か
  • 優待がなくなっても持ち続けたいか
  • 事業内容を理解できるか
  • 投資金額が家計に対して大きすぎないか

特に初心者は、「好きな店だから」という理由だけで買わないことが大切です。