マイカーを残すべき人と見直したい人
車の所有が向いている人もいます。毎日通勤や仕事で使う人、公共交通機関が少ない地域に住んでいる人、家族の介護で急な移動が多い人は、マイカーが生活を支えている場合があります。この場合、無理に手放すと生活の不便さが大きくなるかもしれません。
一方で、車を使うのが月数回、買い物や通院が中心、駐車場代や車検代が重い、運転に不安が出てきたという人は、見直しの余地があります。いきなり売却するのではなく、まずは1年間の車関連費を紙に書き出すことから始めるとよいでしょう。
年間費用を出すと判断しやすい
車の維持費は、月ごとに見ると実感しにくい支出です。自動車税、保険料、車検代、点検費用、駐車場代、ガソリン代を1年分で計算すると、負担の大きさが見えやすくなります。
そのうえで、カーシェアを使った場合の利用回数を想定します。たとえば、月4回、1回あたり2時間使うなら、どのくらいの料金になるかを試算します。実際の料金は車種や利用時間、距離によって変わるため、公式サイトの料金表やシミュレーションを確認しながら比較するのが現実的です。
年金生活では車を所有する理由を見直す
車は、生活を便利にしてくれる大切な道具です。ただ、年金生活に入ると、現役時代と同じ感覚で維持し続けることが家計の負担になることがあります。もらえる年金が月25万円以下の場合、毎年かかる車検代や保険料、駐車場代を軽く見ることはできません。
大切なのは、車を手放すか持ち続けるかを感情だけで決めないことです。今どれくらい乗っているのか、年間でいくらかかっているのか、近くにタイムズカーのようなカーシェアがあるのかを確認すれば、自分の生活に合った選択がしやすくなります。
車が必要な日だけ使う方法を知っておくと、老後の家計に余裕を作れる可能性があります。年金生活では、便利さを残しながら固定費を減らす工夫が重要です。車の維持費を見直すことは、その第一歩になります。





