車を持っていると、毎日の移動が楽になります。買い物、通院、家族の送迎など、年齢を重ねてからも車がある安心感は大きいものです。

一方で、車検の時期になると「また大きな出費か」と感じる人も少なくありません。特に年金生活に入ると、数万円から十数万円単位の支払いは家計に響きやすくなります。もし車に乗る回数が減っているなら、タイムズカーのようなカーシェアと比べてみることも、維持費を見直すきっかけになります。

車検代が重く感じる理由

車検代が重く感じられるのは、まとまった金額が一度に出ていくからです。毎月の食費や光熱費のように少しずつ支払うものではなく、車検の時期に大きな支払いが発生します。そのため、普段は車の費用をあまり意識していない人でも、車検の見積もりを見て負担を感じやすくなります。

車検費用は、大きく分けると法定費用と車検基本料金に分かれます。法定費用には、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代などが含まれます。車検基本料金には、点検費用、整備費用、事務手数料などが含まれ、依頼する業者や車の状態によって金額が変わります。

古い車ほど整備費が増えやすい

長く乗っている車は、買い替え費用がかからないため、一見すると節約になっているように見えます。しかし、年数が経つほど交換が必要な部品は増えやすくなります。タイヤ、バッテリー、ブレーキまわり、ライト、ワイパー、エアコン関係など、車検のたびに追加整備が必要になることもあります。

もちろん、安全に乗るための整備は大切です。ただ、車検のたびに想定外の出費が続いているなら、車を持ち続ける費用そのものを見直す時期かもしれません。特に、普段あまり乗っていない車に高い整備費をかけ続ける場合、費用対効果を確認することが大切です。

車検代だけを見ても判断しにくい

車の維持費を考えるとき、車検代だけを見ると判断を誤りやすくなります。車検は目立つ出費ですが、車にはそれ以外にもお金がかかります。自動車税、任意保険、駐車場代、ガソリン代、点検費用、洗車代、消耗品交換などです。

たとえば、車検代が2年に1回だとしても、保険料や税金は毎年発生します。駐車場代がある地域では、乗らない月でも毎月費用がかかります。車を持ち続けるかどうかは、車検代だけでなく、年間の総額で考える必要があります。

タイムズカーは車検代を自分で負担しない使い方

タイムズカーは、車を所有するのではなく、必要な時だけ利用するカーシェアサービスです。自分で車を買うわけではないため、利用者が車検代を直接負担することはありません。税金や車両管理、日常的な維持管理を自分で行うマイカーとは、費用のかかり方が違います。

タイムズカーの個人プランは、執筆時点で月額基本料金が880円です。利用時には、車種クラスや利用時間に応じた料金がかかります。ベーシッククラスでは15分単位の料金が設定されており、短時間の買い物や通院でも使いやすい仕組みです。

ガソリン代込みで考えられる

タイムズカーでは、利用料金にガソリン代が含まれています。マイカーのように、ガソリンスタンドで給油するたびに家計から支払う形とは異なります。車内に設置された専用カードで給油や洗車を行う仕組みがあり、利用者が別途ガソリン代を負担しない点は、費用を比較するときにわかりやすいポイントです。

ただし、カーシェアは何回使っても同じ金額というサービスではありません。利用時間や距離、車種によって料金は変わります。長時間の利用や遠出が多い場合は、想定より費用が高くなることもあります。短時間利用に向いているのか、長時間利用が多いのかを分けて考えましょう。

保険料込みでも自己負担がゼロとは限らない

タイムズカーは、基本的な補償が利用料金に含まれています。マイカーのように任意保険を自分で契約する必要がない点は、所有コストとの違いです。

一方で、事故やトラブルが起きた場合、状況によってはノンオペレーションチャージや実費負担が発生することがあります。補償があるから何も心配いらないという意味ではありません。利用前には、事故時の対応、返却遅れ、車内の汚損、忘れ物、タイヤ破損などのルールも確認しておくと安心です。

マイカー維持費は年額で見える化する

車検代が重いと感じたら、まずはマイカーにかかる費用を年額で書き出してみましょう。月ごとの支払いだけを見ると、車の維持費は見えにくくなります。車検代のように数年ごとの支出も、1年あたり、1カ月あたりに直すと比較しやすくなります。

書き出したい主な維持費

確認したい費用は、車検代、自動車税、任意保険料、駐車場代、ガソリン代、点検費用、タイヤやバッテリーなどの消耗品、洗車代、修理費です。ローンが残っている場合は、毎月の返済額も含めます。

車検代は2年に1回の支払いであれば、半分を1年分として考えるとわかりやすくなります。たとえば、車検に12万円かかった場合、年額では6万円、月額では5,000円相当と考えられます。ここに保険料や駐車場代、ガソリン代を足すと、車を持つために毎月いくら使っているかが見えてきます。

車を使う回数で割ってみる

年間の維持費が出たら、次に車を使った回数で割ってみましょう。たとえば、週1回の買い物だけなら、年間の利用回数はおおよそ50回前後です。車に年間30万円かかっている場合、単純計算では1回あたり6,000円程度をかけて車を使っていることになります。

もちろん、車には安心感や自由に移動できる便利さもあります。金額だけで判断する必要はありません。しかし、実際の利用回数に対して維持費が高いと感じるなら、タイムズカーのようなカーシェアを使った場合と比べる意味があります。

タイムズカーと比べる時の試算方法

タイムズカーとマイカーを比べるときは、現在の車の維持費と、カーシェアを使った場合の想定料金を並べます。大切なのは、自分の生活に近い利用パターンで考えることです。

たとえば、買い物に月4回、1回2時間使う場合を想定します。さらに、通院で月2回、1回3時間使う場合も加えます。このように、具体的な利用回数と時間を決めると、タイムズカーの料金表と照らし合わせやすくなります。

短時間利用が多い人は比較しやすい

カーシェアが向きやすいのは、利用時間が短く、目的がはっきりしている人です。スーパーへの買い物、病院への往復、駅までの送迎、雨の日の外出など、数時間で終わる使い方です。

このような使い方なら、車を所有していない日常でも、必要な時だけ車を使える可能性があります。特に、近くにタイムズカーのステーションがあり、予約が取りやすい地域であれば、マイカーとの比較がしやすくなります。

長時間利用や遠出が多い人は注意

一方で、長時間の外出や遠方への移動が多い人は注意が必要です。カーシェアには時間料金や距離料金があり、使い方によっては費用が大きくなることがあります。旅行や遠方の親族訪問、長時間の用事で車を使うことが多い場合は、レンタカーやマイカーの方が合うこともあります。

また、カーシェアは原則として予約した車を利用し、出発したステーションに返却します。自由に荷物を積みっぱなしにする、自分の都合だけで長時間置いておくといった使い方はできません。生活スタイルに合うかを確認してから判断しましょう。

車検前は見直しのタイミングになりやすい

車検の見積もりを受け取った時は、車の持ち方を見直すよいタイミングです。車検を通す前であれば、この先2年間その車に乗る前提で費用を考えることができます。

車検を通した直後に「やはり車を手放したい」となると、せっかく支払った車検費用がもったいなく感じることがあります。もちろん必要なら車検を通すべきですが、迷っている場合は車検前に比較しておく方が判断しやすくなります。

車を残すべきケース

マイカーを残した方がよいケースもあります。公共交通機関が少ない地域に住んでいる、家族の介護や送迎で急な移動が多い、毎日の買い物や通院で車が欠かせない、仕事や地域活動で頻繁に使うといった場合です。

このような人にとって、車は単なるぜいたく品ではなく、生活を支える道具です。維持費がかかるとしても、車がないことで生活が不便になりすぎるなら、無理に手放す必要はありません。

カーシェアを試したいケース

反対に、車を使うのが週1回程度、買い物や通院が中心、車検代や保険料が重く感じる、駐車場代が負担になっている、運転する時間帯を減らしたいという人は、カーシェアを試算してみる価値があります。

特に、自宅近くにタイムズカーのステーションがあり、徒歩で無理なく行ける場合は、現実的な選択肢になりやすいです。登録する前に、よく使う曜日や時間帯に車が空いているかを見ておくと、実際の使いやすさを判断しやすくなります。

車検代の負担から移動手段を考え直す

車検代が重いと感じた時は、単に安い車検業者を探すだけでなく、車を持ち続ける必要があるかを考える機会にもなります。もちろん、複数の業者で見積もりを取ることは大切です。整備内容を確認し、不要な追加作業がないかを見ることも家計管理につながります。

ただし、根本的な問題が「車にあまり乗っていないのに維持費が高い」という点にあるなら、タイムズカーのようなカーシェアと比べてみることが有効です。車検代、自動車税、保険料、駐車場代を年額で出し、月に何回車を使っているかを確認すると、判断しやすくなります。

年金生活では、便利さを残しながら固定費を減らす考え方が大切です。マイカーを持ち続ける安心感と、必要な時だけ車を使う身軽さを比べ、自分の暮らしに合う移動手段を選びましょう。

出典:タイムズカー/タイムズカー/タイムズカー/タイムズカー/JAF Mate Online/国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト