2026年の制度変更を詳しく解説|楽天モバイル優待の変遷
楽天グループの株主優待制度は、導入以降の期ごとに内容が段階的に変化してきました。最も注目すべき変更点は、第29期から無料期間が「1年間まとめて」から「6か月+継続特典6か月」の2段階制に切り替わったことです。長期保有を促す仕組みが導入されたともいえます。以下の表で制度の変遷を時系列で整理します。
| 期 | 対象年度 | 無料期間 | 継続特典 |
|---|---|---|---|
| 第27期 | 2023年12月期 | 制度導入の初年度 | なし |
| 第28期 | 2024年12月期 | 1年間(12か月)無料 | なし |
| 第29期 | 2025年12月期 | 6か月無料 | 条件達成で追加6か月無料 |
第28期までは1年間まるごと無料でしたが、第29期からは基本の無料期間が6か月に短縮されました。ただし継続特典として追加6か月の無料期間が用意されているため、条件を満たせば合計12か月の無料利用が引き続き可能です。短期売買ではなく中長期で保有する株主を優遇する方針に変わったといえます。
継続特典を受けるための重要な条件
継続特典を受けるには、同一の株主番号のまま2026年6月末時点においても100株以上を保有している必要があります。ここで特に注意が必要なのは「同一株主番号」という条件です。証券会社を別の会社に変更したり、一度すべての株式を売却してから再度購入したりすると株主番号が新しく発番されてしまいます。株主番号が変わると継続保有と見なされず、追加6か月の継続特典が受けられません。途中での買い増しはまったく問題ありませんが、全株売却は絶対に避けてください。
- 証券会社を変更する(株主番号が変わる)
- 保有株式を一度すべて売却してから再購入する
- 2026年6月末時点で100株未満になる
申込期間と手続きの注意点
第29期の優待SIM申込期間は2026年3月中旬から5月中旬までのおよそ2か月間です。対象の株主には楽天グループから申込案内の書類が届きます。申込はすべてオンラインで完結し、eSIMと物理SIMのどちらかを選択可能です。申込期限を過ぎると優待の権利が失効してしまうため、届いたらすぐに手続きすることを強くおすすめします。eSIM対応端末をお持ちの方は、物理SIMの配送を待たずにすぐ利用開始できるeSIMが便利です。なお楽天グループの業績については、楽天モバイル事業の赤字縮小が進んでおり、将来的な黒字化への期待から株価にも注目が集まっています。現時点では無配ですが、業績改善に伴い将来の配当再開の可能性もあるため、優待目的の保有に加えて値上がり益を狙う投資家も増えています。
