タイムズカーを検討するとき、多くの人が気になるのが料金です。車を持たずに必要な時だけ使えるのは便利ですが、実際に使ってみて高くならないか不安に感じる人もいるでしょう。
タイムズカーの料金は、使い方によって高く感じる場合も、マイカーより身軽に感じる場合もあります。特に、買い物や通院など短時間利用が中心の人は、月額基本料金、時間料金、距離料金、予約時間の取り方を理解しておくことが大切です。
タイムズカーの料金は月額と利用料金で考える
タイムズカーは、会員登録をして車を利用するカーシェアサービスです。マイカーのように車を購入するのではなく、近くのステーションにある車を予約し、使った時間や条件に応じて料金を支払います。
個人プランの場合、執筆時点で月額基本料金は880円です。この月額基本料金は、同額分を利用料金として充当できる仕組みです。つまり、毎月少しでも使う人にとっては、月額料金だけが余分にかかるというより、利用料金の一部として考えやすい形になっています。
車種クラスで時間料金が変わる
タイムズカーの時間料金は、車種クラスによって異なります。執筆時点では、ベーシッククラスが220円/15分、ミドルクラスが330円/15分、プレミアムクラスが440円/15分です。
日常の買い物や近所の通院であれば、ベーシッククラスで足りることも多いでしょう。一方、家族で乗る、荷物が多い、乗り降りしやすい車を選びたい場合は、ミドルクラスやプレミアムクラスを検討することになります。料金だけでなく、使う目的に合った車を選ぶことが大切です。
ガソリン代込みで考えられる
タイムズカーの利用料金には、ガソリン代が含まれています。マイカーの場合、車を使うたびにガソリン代がかかり、価格変動も気になります。カーシェアでは、利用料金の中にガソリン代が含まれているため、短時間利用では費用を見通しやすい面があります。
ただし、料金がわかりやすいからといって、どんな使い方でも安いとは限りません。利用時間が長くなる、走行距離が長くなる、上位クラスの車を選ぶと、料金は上がります。高いか安いかは、自分の使い方に合わせて見る必要があります。
短時間利用なら料金を想像しやすい
タイムズカーが使いやすいのは、利用時間がある程度決まっている場面です。たとえば、スーパーへの買い物、病院への送迎、駅までの往復、ホームセンターでの買い出しなどです。
ベーシッククラスを2時間使う場合、15分単位で考えると8区分になります。220円を8回分として、単純計算では1,760円です。ここに月額基本料金の無料利用料金分が使える場合は、その分を考慮できます。
買い物は2時間前後で考えやすい
近所のスーパーで買い物をするだけなら、移動時間と店内での買い物時間を含めて、2時間前後で済む人も多いでしょう。米、飲料、日用品など重いものをまとめて買う日だけ車を使うなら、タイムズカーは比較しやすい使い方です。
一方で、複数の店を回る、昼食も済ませる、家族を別の場所に送るなど、予定を増やすと利用時間は長くなります。最初は安く済むと思っていても、用事を詰め込みすぎると料金が上がるため注意が必要です。
通院は余裕を持った予約が必要
通院で使う場合は、買い物よりも時間が読みにくくなります。診察の待ち時間、会計、薬局での薬の受け取りなどで、予定より長くなることがあります。
料金を抑えたいからといって、ぎりぎりの時間で予約すると、返却時間が気になって焦ることがあります。特に60代以降の利用では、安全に運転することが最優先です。通院で使うなら、少し余裕を持って予約し、遅れそうな場合の延長可否も事前に理解しておきましょう。
距離料金の条件を確認しておく
タイムズカーの料金で見落としやすいのが距離料金です。執筆時点の公式情報では、通常の時間料金では20kmを超えた走行距離に対して20円/kmの距離料金がかかります。ナイトパックでは、利用開始時からの走行距離に対して20円/kmがかかる仕組みです。
近所の買い物や通院のように、走行距離が短い使い方であれば、距離料金を大きく気にしなくてよい場合があります。一方で、少し遠い病院、郊外の大型店、親族宅への訪問などで距離が伸びる場合は、時間料金だけで判断しないことが大切です。
20kmを超えるかどうかがひとつの目安
通常の時間料金で使う場合、20kmを超えるかどうかは料金を見るうえでひとつの目安になります。片道10kmを超える目的地へ往復すると、走行距離が20kmを超える可能性があります。
たとえば、近所のスーパーなら往復数kmで済むかもしれません。しかし、郊外のショッピングモールや専門病院に行く場合は、距離が伸びやすくなります。出発前に地図アプリでおおよその往復距離を確認しておくと、料金の見込みを立てやすくなります。
ナイトパックは短距離向きとは限らない
ナイトパックは、夕方から翌朝にかけて長く車を使いたい場合に便利な料金です。ただし、通常の時間料金とは距離料金の条件が異なります。ナイトパックでは、利用開始時からの走行距離に対して距離料金がかかります。
そのため、夜に少しだけ使う場合や、短時間の買い物だけなら、必ずしもナイトパックが得とは限りません。時間が長いからパックを選ぶのではなく、利用時間と走行距離の両方を見て選ぶことが大切です。
高く感じやすい使い方
タイムズカーは短時間利用と相性がよい一方で、使い方によっては高く感じることがあります。事前に高くなりやすいパターンを知っておくと、想定外の支払いを避けやすくなります。
予定を詰め込みすぎる
買い物ついでに病院へ行き、さらに家族の用事も済ませるなど、1回の利用に予定を詰め込みすぎると、予約時間が長くなります。カーシェアは利用時間に応じて料金がかかるため、用事が増えるほど料金も増えやすくなります。
特に初めて使う場合は、1回の利用目的を絞る方が安心です。スーパーへの往復だけ、病院への送迎だけというように、使い方を単純にすると、料金も時間も把握しやすくなります。
返却時間に余裕がなさすぎる
料金を抑えるために予約時間を短くしすぎると、返却時間が迫って焦ることがあります。道路が混んでいた、駐車場が満車だった、レジが混んでいたなど、予定外のことは起こり得ます。
返却が遅れると、次に予約している人に影響が出る可能性があります。延長できる場合もありますが、次の予約状況によっては延長できないことも考えられます。安さだけでなく、安心して使える時間設定を意識しましょう。
遠出や長時間利用が多い
遠出や長時間利用が多い人は、タイムズカーだけでなく、レンタカーやマイカーも含めて比較した方がよい場合があります。カーシェアは日常の短時間利用に向く一方、旅行や長距離移動では料金が大きくなりやすいからです。
また、カーシェアは原則として出発したステーションに返却します。片道だけ使いたい、旅先で乗り捨てたい、荷物を長時間積んだままにしたいといった使い方には向きにくい場合があります。
安く使いやすい場面
タイムズカーが使いやすいのは、短時間で目的がはっきりしている場面です。マイカーのように所有する費用を負担せず、必要な時だけ車を使えるため、車に乗る回数が少ない人ほど比較しやすくなります。
週1回のまとめ買い
米、飲料、トイレットペーパー、洗剤など、重いものやかさばるものを買う日だけ車を使う場合、タイムズカーは便利です。普段は徒歩や自転車、公共交通機関で済ませ、まとめ買いの日だけ車を使う形にすれば、車を所有する必要性を減らせます。
この場合、予約時間は買い物の流れに合わせて2時間前後から考えるとよいでしょう。店が混む時間帯を避ける、買うものを事前に決めておく、駐車場が使いやすい店を選ぶなど、使い方を工夫すれば時間を抑えやすくなります。
雨の日や荷物が多い日だけ使う
毎回車を使わなくても、雨の日や荷物が多い日だけ使えると便利です。年齢を重ねると、重い荷物を持って歩くことや、雨の日に移動することが負担になる場合があります。
タイムズカーを選択肢として持っておけば、必要な日だけ車を使えます。車を所有するほどではないけれど、月に数回は車があると助かる人に向いています。
家族の送迎を短時間で行う
駅まで家族を送る、病院に付き添う、荷物を運ぶなど、短い時間で終わる送迎にも使いやすいです。マイカーを持つほど頻繁ではないものの、時々車が必要になる家庭では、カーシェアが役立つ場面があります。
ただし、家族の予定は時間がずれやすいことがあります。帰りの時間が読めない場合は、予約時間に余裕を持たせるか、別の移動手段も考えておくと安心です。
料金を抑えるために確認したいこと
タイムズカーを高く感じないように使うには、事前確認が大切です。料金表を見て終わりではなく、自分の生活パターンに合わせて使い方を考えると、無駄な出費を避けやすくなります。
利用前に往復距離を確認する
短時間利用でも、目的地が遠い場合は距離料金が関係します。買い物や通院で使うなら、地図アプリで往復距離を確認しておきましょう。20kmを超えそうかどうかが、通常の時間料金ではひとつの目安になります。
特に、普段行かない病院、大型商業施設、親族宅などは距離が伸びやすいです。近所の買い物と同じ感覚で使うと、思ったより料金が高く感じる場合があります。
料金シミュレーションを使う
タイムズカー公式サイトには、利用料金を確認できる料金シミュレーションがあります。車種クラス、利用時間、走行距離を入力して、1回あたりの料金を確認できます。
初めて使う前に、自分の予定に近い条件で試算しておくと安心です。たとえば、ベーシッククラスで2時間、走行距離10km、または3時間、走行距離25kmなど、複数のパターンで比べると、料金の変わり方がわかりやすくなります。
よく使う時間帯の予約状況を見る
料金だけでなく、予約の取りやすさも重要です。自宅近くにステーションがあっても、使いたい時間帯にいつも車が空いていないと、思ったように利用できません。
買い物で使うなら、平日午前、土日午前、夕方など、自分が使いそうな時間帯の空き状況を見ておくとよいでしょう。使いたい時間に予約しづらい場合は、別のステーションも候補に入れておくと安心です。
マイカー維持費と比べると判断しやすい
タイムズカーの料金が高いかどうかは、単独では判断しにくいです。比較対象になるのは、マイカーを持ち続ける場合の維持費です。自動車税、任意保険、車検代、駐車場代、ガソリン代、点検費用、消耗品交換などを年額で出してみましょう。
週1回しか車に乗らない場合、年間の利用回数はおおよそ50回前後です。年間維持費を利用回数で割ると、1回あたりの実質負担が見えます。その金額と、タイムズカーを使った場合の1回あたり料金を比べると、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。
短時間利用が中心なら比較する価値がある
買い物や通院など、短時間で終わる使い方が中心なら、タイムズカーは比較しやすいサービスです。特に、車検代や保険料、駐車場代を重く感じている人は、使う時だけ支払う形に変えることで家計を見直せる可能性があります。
一方で、毎日車を使う人、急な用事が多い人、公共交通機関が少ない地域に住む人は、マイカーの方が合う場合もあります。料金だけでなく、生活の安心感も含めて考えましょう。
最初は近所の買い物で試す
タイムズカーを初めて使うなら、いきなり遠出に使うよりも、近所の買い物で試すのがおすすめです。短時間で戻れる目的地なら、予約、解錠、運転、返却、精算の流れを確認しやすくなります。
使い方に慣れてから、通院や家族の送迎などに広げると安心です。料金を抑えることだけを目的にするのではなく、無理なく使えるか、安全に運転できるかを確認しながら利用しましょう。
料金は使い方で高くも安くも感じる
タイムズカーの料金は、短時間利用や買い物利用では比較しやすい一方、長時間利用や遠出が多いと高く感じることがあります。月額基本料金、時間料金、距離料金、ナイトパックの条件を理解してから使うことが大切です。
特に、週1回の買い物や月数回の通院で車を使いたい人は、マイカーの年間維持費とタイムズカーの利用料金を並べて比べてみましょう。自宅近くにステーションがあり、短時間で使える目的がはっきりしているなら、車を所有しない選択肢として検討しやすくなります。
料金を安く見せるのではなく、自分の生活に合うかを確認することが重要です。使う時間、走る距離、予約の取りやすさを事前に見ておけば、タイムズカーを家計に合った形で使いやすくなります。





