ANAふるさと納税のデメリットと注意点
メリットが多いANAふるさと納税ですが、正直に言って「ここは注意が必要」というポイントもあります。利用する前に知っておきましょう。
デメリット1:掲載自治体数が少ない
ANAふるさと納税の掲載自治体数は約900自治体(2026年2月時点)です。これに対して、ふるさとチョイスは約1,700自治体以上、楽天ふるさと納税も約1,600自治体以上を掲載しています。
つまり、ANAふるさと納税だけでは自分の寄付したい自治体が見つからない可能性があります。特にマイナーな自治体や特定の地域の返礼品を探している場合は、他のサイトと併用するのが現実的です。
デメリット2:決済方法が限定的
ANAふるさと納税の決済方法は、クレジットカードとANA Payに限られています。楽天ふるさと納税のように楽天ポイントで支払ったり、ふるさとチョイスのようにコンビニ払いや銀行振込を使ったりすることはできません。
クレジットカードを持っていない方や、現金系の決済を好む方にとっては、やや不便に感じるかもしれません。
デメリット3:ポイント還元がなくなった
先ほどの説明のとおり、2025年10月以降はサイト独自のマイル付与が廃止されました。以前のように「寄付するだけで自動的にマイルが大量に貯まる」という状況ではなくなっています。ANAカード決済の0.5%〜1.0%は他サイトでも同じ条件で使えるため、マイル還元だけを理由にANAを選ぶ優位性は以前より薄れました。
デメリット4:食品・日用品のバリエーションはやや少なめ
ANAふるさと納税は旅行系返礼品に強みがある反面、食品や日用品のラインナップは楽天やふるさとチョイスに比べるとやや少なめです。「お肉やお米をメインで探したい」という方は、品揃えの豊富なサイトの方が満足度が高いかもしれません。
ANAでしか手に入らない!注目のオリジナル返礼品
ANAふるさと納税を他サイトと差別化している最大のポイントが、ANAオリジナル返礼品です。ここでしか出会えないユニークな返礼品を詳しくご紹介しましょう。
航空機座席リサイクル品
実際にANAの飛行機で使用されていた座席の素材を活用した家具やインテリアグッズです。本物の航空機シートの革を使ったクッションやバッグなど、「空を飛んでいた素材」が手元に届くというロマンがあります。航空ファンだけでなく、ユニークなインテリアを探している方にもおすすめです。
グランドハンドリングツアー
空港の地上業務を間近で体験できるツアーです。普段は絶対に立ち入ることのできない空港のランプエリア(航空機が駐機する場所)に入り、荷物の積み込みや航空機の誘導といった裏側の仕事を見学できます。
航空会社が直接運営しているからこそ実現できる、まさにANAならではの体験型返礼品です。お子さんの夏休みの自由研究にもぴったりではないでしょうか。
ANAオリジナルグッズ
機内で使用されているアメニティをベースにしたオリジナルグッズや、ANAのブランドロゴ入りアイテムなども返礼品として用意されています。普段のANA利用では手に入らない限定品もあるので、ANAファンなら要チェックです。
旅行好き必見!ANAの旅行系返礼品活用術
ANAふるさと納税の旅行系返礼品は、使い方次第で非常にお得な旅行体験が実現できます。主な返礼品と活用のポイントを整理しましょう。
ANAダイナミックパッケージ
ANAの航空券と宿泊をセットで予約できるツアー商品の割引クーポンです。返礼品としてクーポンコードを受け取り、ANA公式サイトでダイナミックパッケージを予約する際に適用します。
たとえば30,000円分のクーポンを寄付額100,000円で取得した場合、実質自己負担2,000円で30,000円分の旅行割引が受けられる計算です。国内旅行の航空券+ホテル代が大幅に節約できますね。
ANAトラベラーズホテルクーポン
ANAトラベラーズで予約できるホテルの宿泊クーポンです。特定の地域のホテルに限定される場合が多いですが、その分、地域の魅力を深く体験できる旅行プランが組めます。
旅先納税の活用
旅行中にスマホで寄付すると、その場で使える電子クーポンが届く「旅先納税」も便利です。旅先のレストランやお土産店、宿泊施設で使えるので、「旅行しながらふるさと納税」という新しいスタイルが楽しめます。
旅行系返礼品を最大限に活用するコツは、旅行の計画段階でふるさと納税を組み込むことです。「どこに旅行しようか」を考えるときに、ANAふるさと納税の返礼品もチェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。
ANAふるさと納税のマイル攻略法|ANA PayとANAカードの合わせ技
ポイント還元が禁止された2026年現在でも、ANAふるさと納税でマイルを効率的に貯める方法はあります。ここでは具体的な「マイル攻略法」をステップバイステップでお伝えします。
ステップ1:ANAカードで決済する
もっとも基本的な方法が、ANAカードによるクレジットカード決済です。ANAカードで寄付の支払いをすることで、寄付額に対して0.5%〜1.0%のマイルが自動的に貯まります。
| カードの種類 | マイル還元率 | 10万円寄付時のマイル |
|---|---|---|
| ANAカード(一般) | 0.5%(200円=1マイル) | 500マイル |
| ANAカード(一般)+10マイルコース | 1.0%(100円=1マイル) | 1,000マイル |
| ANAゴールドカード | 1.0%(100円=1マイル) | 1,000マイル |
| ANAカード プレミアム | 1.0%〜1.5% | 1,000〜1,500マイル |
ANAゴールドカード以上であれば自動的に10マイルコースが適用されるので、特別な手続きなしで1.0%の還元率を享受できます。
ステップ2:ANA Payを活用する
ANA Payは、ANAのマイルをチャージして支払いに使えるモバイル決済サービスです。保有しているマイルをANA Payにチャージし、そのチャージ残高でANAふるさと納税の寄付を行うことができます。
つまり、貯めたマイルを寄付に変換するという使い方が可能なんです。「マイルの有効期限が迫っているけど、特典航空券の枠が取れない」というときに、ふるさと納税を通じてマイルを有効活用できるのは大きなメリットです。
ステップ3:合わせ技で最大化
最も効率的なのは、以下の流れです。
- ANAカード(ゴールド以上)でふるさと納税の決済を行い、1.0%のマイルを獲得
- 日常の買い物でもANAカードを使い、マイルを着実に貯める
- 貯まったマイルの一部をANA Payにチャージし、翌年のふるさと納税の寄付に活用
- その寄付でまたANAカード決済のマイルが貯まる
このサイクルを回すことで、マイルを「貯める→使う→また貯める」という好循環が生まれます。ポイント還元が禁止された今でも、ANAのエコシステム全体でマイルを最大化する戦略は十分に有効です。
