なぜこんなにお得なの?控除の仕組みを理解しよう

ふるさと納税のお得さの秘密は、「寄付金控除」という税制上の仕組みにあります。通常、税金は自動的に住んでいる自治体に納められますが、ふるさと納税を利用すると、その一部を自分が応援したい自治体に移し替えることができます。

控除の流れは以下のとおりです。

  1. 寄付を行う — ふるさと納税サイトなどを通じて自治体に寄付する
  2. 返礼品を受け取る — 寄付先の自治体から特産品などが届く
  3. 控除の申請をする — ワンストップ特例制度または確定申告で申請
  4. 税金が控除される — 翌年の住民税(+所得税の還付)が減額される

ポイントは、控除には上限額があることです。上限額は年収や家族構成によって異なり、上限を超えた分は純粋な寄付(自己負担)となります。つまり、お得にふるさと納税を活用するには、自分の控除上限額を事前に把握しておくことが大切です。

【2026年改正】ポイント還元禁止と返礼品基準厳格化で何が変わる?

2025年10月:ふるさと納税のポイント還元が全面禁止に

2025年10月から、ふるさと納税ポータルサイトを経由した寄付に対するポイント還元が全面的に禁止されました。これまでは「楽天ふるさと納税」で楽天ポイントが貯まったり、「ふるなび」でふるなびコインが付与されたりと、ポイント還元を含めると実質的な還元率がさらに高くなる仕組みがありました。

しかし、総務省は「ポイント還元競争が過熱し、制度の本来の趣旨から逸脱している」として規制に踏み切りました。2026年2月現在、主要サイトではすでにポイント還元は行われていません。

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変更点改正前(〜2025年9月)改正後(2025年10月〜)
ポータルサイトのポイント還元各サイトが独自にポイント付与全面禁止
楽天ポイント最大30%還元も可能だった付与なし
ふるなびコイン寄付額の数%を付与付与なし
実質的な自己負担ポイント分で2,000円以下にできた一律2,000円

2026年10月:返礼品の基準がさらに厳格化

2026年10月には、返礼品の基準がさらに厳しくなることが決まっています。具体的には、返礼品の調達費用に加えて、送料や広告費などの付随経費も含めた総額が寄付額の50%以下でなければならないという「5割ルール」の運用が厳格化されます。

これにより、これまでギリギリのラインで高還元率を実現していた返礼品の一部が値上げ(必要寄付額の引き上げ)されたり、返礼品のラインナップから外れたりする可能性があります。


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改正後もふるさと納税はお得?・ふるさと納税の控除上限額|年収別早見表と計算方法